自分の音楽観
 自分はパソコンゲームのそれも所謂18禁のエロゲーと呼ばれるジャンルのゲームの曲が好きだ…と言っても莫迦にされて引かれるだけだろうが、では、莫迦にするやつはホントにやってよく知ってからそんな事が言えるのか、自分は全く莫迦にされる筋合いは無いと思うし、寧ろ紹介していきたいくらいだと思っている。まぁ基本的には莫迦だからそんなことを恥ずかしげも無く言えるんだけどね、まぁ駄文にお付き合いくださいな

 さて、本来ゲーム音楽と言われるとどんな印象を持たれるだろうか…陳腐?同じパートの繰り返しでつまらない?戦闘音楽?マイナー?ゼビウスやマリオのような電子的な音?まぁ普通に考えればマイナスイメージしか湧かないだろうし、そういえば「ときメモ」も学祭での演奏曲をゲームミュージックに選択すると失敗した。それくらい印象はよくない。けど、時代はかわり、今少なくとも自分は一般の曲よりは掛け値なしで好きだし、力のあるいいものだと思っている。

 音楽なんてものは耳に馴染みがあると何でもよく聴こえるものだ、数回聴くと大抵の歌はまあそれなりに思えてくるものなのだ。例えば、まったく知らない人が傍にいれば緊張もするし、落ち着かない。でも、一度顔をあわせた事があれば緊張も解れるし、何度も会っていれば自分の傍にいなくても見つけることができるようになる。とまぁ、何が言いたいのかというと、音楽の好き好きも人間関係に近いものがあり自分の周りの音楽だって自分で選んでいけるということ。

 しかし、最近の曲はこの人間関係で言えば馴れ馴れしいというような曲が多いと思う、それでもって同じような服、同じような顔、同じような性格の曲、これは特に流行りになるポピュラーミュージックに多いか、似たようなやつであれば無難に気に入られると言う事なのだろうか、演歌などで顕著だね、演歌を悪いとは言わないが老け込むには早過ぎるし、まだまだ頭だって柔らかい。

 樋口秀樹の「桜抒曲」という曲が最近のお気に入りなのだが、なんとこの曲一曲で10分近くある、そしてサビというものもどこがそれなのか分からない、テレビなんかでは使うことなど到底できない、紹介することすらもできない、でも本当に一曲で一つの世界を創りあげていて、一番のお気に入りだ。そしてこういった曲がもっと増えたらいいのになぁと思いながら、なかなか出てはこないね、音楽にも色々使われ方があって、分野毎に適したものがあるのだろうが、シングルCDで売られるような一人相撲的な曲にはあまり興味がなくなりつつある、アルバム単位でちゃんとテーマがある方が何度も聴ける。

 そういう意味で、ゲームのサントラは非常に優秀に感じている、まぁ全部が全部いいとはとても言えないが、力が入っているところが多い。どこからその流れが生まれたのかは分からないがKeyが音楽で泣かせてくれて、細井総司がQuartett!でホンモノをみせてくれたお陰で。PCゲームの音楽に力を入れる、というのは普通のことになっている。馬鹿にせずに一回PCゲームをしてサントラ買ってみてみるといい、しっかり楽しめたゲームであればあるほどその余韻を音楽が引き伸ばし増幅してくれる筈だ。





inserted by FC2 system